2010年06月01日

<地震退避行動>「火の始末」も見直し 文科省作業部会(毎日新聞)

 「グラッときたら火の始末」は勧められない−−。文部科学省の作業部会は25日、大地震発生時に身を守るための行動を盛り込んだ報告書案をまとめた。阪神大震災などの巨大地震やその再現実験で得た分析、緊急地震速報開始を踏まえ、これまで推奨されていた行動の妥当性を国として初めて見直した。報告書は31日に上部委員会を経て、都道府県教委などに配布される。

 震度5程度で半数の人が行動困難を訴え、震度6弱以上ではほとんど動くことができないとされる。作業部会は行動と被害の関係について解析した約80件の文献を検証した。

 火の始末では、これまで火災が多発した関東大震災での教訓から、すばやく火を消すよう推奨されてきた。しかし、消火を優先して避難が遅れたり、とっさにコンロの火を消そうとしてやけどを負う人が多いことが分かった。また、都市ガスの自動遮断装置も普及し、作業部会は「火を消すのは揺れが収まった直後」と結論づけた。ただし、目前にコンロやストーブがあり、消火可能の場合は、小さい揺れの段階で火の始末をするとした。

 「丈夫な家具に身を寄せる」とされていた点については、阪神大震災の犠牲者の約1割が転倒した家具の下敷きだったと指摘し、揺れが非常に大きい場合、姿勢を低くして頭を守り、丈夫そうな家具でも無理して近づかないよう提言した。揺れが比較的小さいときには頭を守り、安全な空間に逃げ込むことを勧めた。

 「慌てて外に飛び出さない」の是非では建物の耐震性で対応が分かれる。81年にできた新耐震基準に適合した建物では倒壊する危険より外に飛び出す危険性の方が大きいとした。しかし、それ以前の耐震基準で建設された建物の場合、倒壊して圧死する場合があり、飛び出して助かった例があるという。

 作業部会主査の田中淳・東京大教授は「建物の構造や地震動の周期などさまざまな状況でどの行動が適切かは変わる」と話した。【石塚孝志、八田浩輔】

◇地震時の退避行動に関する提言◇

(1)事前対策

建物の耐震化。家具類の固定。消火設備の設置。避難行動の事前検討

<標語>

備えあれば憂いなし!事前の備えを十分に!作ろう自分の心得を!

(2)緊急地震速報時・小さな揺れを感じた時

周囲に声をかける。目前の火を消す。頭を守る。扉を開ける。履物を履きすみやかに安全空間に移動する

<標語>

緊急地震速報だ!周りに声かけ、安全な場所へ!

(3)揺れの最中

・動けない場合(震度6弱以上)

姿勢を低くし頭を守る。無理に行動しない

・動ける場合(震度5強以下)

状況を判断し、頭を守ったり安全空間に逃げ込む

<標語>

動けなければ、姿勢を下げて、頭を守る。動けるならば、落ち着いて、身近な安全な場所へ

(4)揺れが収まった直後

火を消す。扉を開ける。履物を履く。余裕があればブレーカーを落とす

<標語>

揺れがとまれば、火消し、靴はき、ドアあける。ブレーカー落として火災を回避

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posted by ミヤモト イツオ at 13:33| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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